離婚届けには、親権者の氏名を記入しなければなりません。つまり、親権者の決定は離婚の前提条件となるのです。離婚届の提出の際に適当にどちらかの名前を記入してしまうと、その後、親権者変更のような面倒な手続きが必要になることがあります。ここでは、親権者の決定までの大まかな流れをご説明します。
■夫婦間での話し合い
親権者の決定を行うにあたっては、まずは夫婦間で話し合いを行います。話し合いでは、子供の将来のためになることを考えるよう、心がけましょう。離婚に先だって別居などで家を出る場合は、できるだけ子供も一緒に連れていくようにしましょう。これは、家に子どもを置いて後から迎えに行っても引き渡しを拒否される可能性が高いためです。調停を行った場合にも、現状維持が優先されることがあります。
■調停
この話し合いで合意に至ることができなければ、家庭裁判所での離婚調停に進むことになります。親権者の指定について申立てを行うという方法もありますが、離婚調停の申立てを行うことによって、養育費などの他の問題を同時に解決することができます。
■審判
ただし、調停は調停委員が両者を合意に導くものであり、法的効力を持ちません。調停によっても合意が図れなければ、自動的に「審判」へと移行していきます。
MYパートナーズ法律事務所では、荒川区を中心に一都三県で、離婚手続き、熟年離婚、慰謝料・養育費請求、住宅ローンの分担など、様々な離婚問題全般についてご相談を承っております。離婚についてお悩みの際はお気軽に当事務所までご相談下さい。
親権について調停が行われるのはどのような場合?
MYパートナーズ法律事務所が提供する基礎知識
-
面会交流調停で話し合い...
面会交流とは、夫婦が離婚した場合に、子どもの監護・養育権を持たない方の親が子どもと会ったり、文通をし...
-
成年年齢が20歳から1...
■ 成年年齢の引き下げについて 2022年4月1日より、成年年齢が20歳から18歳に改正されました。こ...
-
モラハラ夫に共通する特徴
■ モラハラとは 近年、夫婦間の離婚原因の1つとしてハラスメントがよく挙げられています。ハラスメントは...
-
慰謝料請求するには証拠が必要
慰謝料請求するには証拠が必要です。 ■不法行為に基づく損害賠償請求権 慰謝料を請求する法的な根拠は、...
-
慰謝料請求には時効がある
慰謝料請求には時効があります。 ■時効 慰謝料請求は民法709条の不法行為に基づく損害賠償請求権を行...
-
離婚時の財産分与|不動...
離婚時には財産分与についての話し合いが伴います。 そのため、離婚前にその仕組みについて知っておく...
-
子供の養育費
■養育費とは 養育費とは、未成年の子どもの生活費や学費など、日常生活に必要な費用です。 養育費を負担す...
-
財産分与として請求でき...
協議離婚の場合、財産をどう分けるかは夫婦の自由であり、夫婦の話し合いで決めることになります。一方、調停...
-
親権について調停が行わ...
離婚届けには、親権者の氏名を記入しなければなりません。つまり、親権者の決定は離婚の前提条件となるのです...