■ モラハラとは
近年、夫婦間の離婚原因の1つとしてハラスメントがよく挙げられています。ハラスメントは嫌がらせという意味で、その中でも「モラハラ」とはモラルハラスメントのことを指し、モラル、つまり倫理・道徳に関する嫌がらせをモラハラと呼んでいます。モラハラには次のような行為が該当します。話しかけたのに無視をしてくる、暴言を浴びせる、理由もないのに不機嫌な態度を取る、睨みつけてくる、過剰な束縛、何をしても否定的な意見を言うなどです。DVとの大きな違いは、身体的な暴力ではなく、精神的な暴力であるのがモラハラの特徴と言えます。
■ モラハラ夫の共通点
ここでは、どのような人がモラハラをする傾向にあるかをご紹介いたします。
① 社会的地位が高く、他人を下に見る人
モラハラ夫の特徴として自分の地位が優位であると思う人がモラハラをする傾向が高いです。このような人は、自分が優れた人物であると認識しており、立場の弱い人間にはマウントを取るような言動を取る場合が多く、妻が自分より下であるとわかった途端に配偶者であったとしても家庭での地位を確立させるためにモラハラを働く可能性があります。
② プライドが非常に高く、自己中心的な人
上述した地位を意識する人であればなおさら、自身の間違いなどを認めない傾向にあり、何事も自分が正しいと強引に押し通すような人物であることがあります。つまりは過剰なプライドの高さがモラハラを生み出しているように言えます。
③ 他人の気持ちが理解できない、価値観の共有ができない人
過剰な自己中心的な人は、世界が自分中心に回っているような感覚を持っており、他人のことよりも自分の気持ちを重視しています。ですから、個人間にさまざまな価値観があっても自分の価値観が全てと考え、価値観の相違を認めない傾向があります。
④ 過剰な束縛や嫉妬深い人
モラハラ夫の特徴として、妻を自分の支配下に置きたい傾向にあります。それは、妻は自分のものであると言う強く歪んだ認識から生まれるものであり、妻が自分だけを見てくれるために、自分の意に従うように精神的に支配していくためにモラハラをするようになります。
上記以外にもモラハラ夫に共通する特徴はいくつかありますが、もし夫がモラハラをしてきて、離婚を検討している場合、法律の専門家である弁護士にモラハラの状況などをご相談することをお勧めいたします。弁護士が、モラハラの証拠の残し方、これからの生活の送り方やさらなる被害(DVへの発展)などを防止する策を講じます。
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モラハラ夫に共通する特徴
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