■調停の申立て
親権を調停で争う場合、家庭裁判所への申立てを行います。申立てが受理されたら、最初の調停期日の連絡が申立人に送付されます。相手方には、期日の連絡のほか、申立書の写しが送付され、それに対する答弁書を提出するように促されます。
期日に家庭裁判所に行けない場合、期日変更の申請を行うこともできます。無断欠席は調停委員の心証に響くだけでなく、5万円以下の罰金を科せられることがあるため、気を付けましょう。
■調停の進行
調停当日の服装は私服で構いませんが、派手なものや露出の多いものは避け、清潔感のあるものを選ぶようにしましょう。
調停は、家事裁判官(または家事調停官)と2人以上の家事調停委員による調停委員会によって行われます。各調停期日の開始時には、原則として夫婦が同席して進行について説明を受けます。説明が終わると、夫婦の一方は待合室に移動します。このようにして、交互に一人ずつの言い分を聞いていきます。最後は、再び夫婦同席で説明を受けます。2回目以降も、同様の方法によって進行していきます。
調停は、1カ月~1か月半に1回のペースで進んでいきます。
最終的に合意に至ったら、調停はそこで終了となります。合意に至らず、不成立に終わった場合は、訴訟か審判による決着を目指すことになります。
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親権が争点になる場合の調停の流れ
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