050-3138-4664
受付時間:
平日10:00~19:00

遺言書にはどのくらい効力があるか

  1. MYパートナーズ法律事務所 >
  2. 相続・遺言に関する記事一覧 >
  3. 遺言書にはどのくらい効力があるか

遺言書にはどのくらい効力があるか

■遺言書にはどのような効力があるか

遺言書とは被相続人が、死後自分の財産をどのように分配するかを記した文書で、民法の定める方式に従ったものをいいます。遺言書の効力としては主に以下の点が挙げられます。

①相続人の相続廃除(民法893条)
本来ならば相続する人は法律の定めにより決められています。もっとも、相続予定者による被相続人への虐待や重大な侮辱、その他著しい非行などが認められた場合で、かつその相続人に遺産を渡したくない場合は遺言書により当該相続人の相続権を消失させることができます。

②相続分の指定
法定相続分という相続人が取得できる遺産の割合の目安が法律上定められていますが、遺言を作成することで各相続人の相続分を指定することができます。

③財産の遺贈
法定相続人や法定相続人以外の者に遺言により財産を譲渡することを遺贈といいます。遺言書により、本来相続人とならない、愛人などの第三者に相続財産を遺贈することができます。

④遺産分割方法の指定、遺産の分割の禁止(民法908条)
遺言者は遺産分割の方法を決めることができます。また、利害関係のない第三者に分割の方法を委託することも可能です。さらに、遺産分割を相続開始から5年を超えない期間で禁止することが可能です。

その他の遺言の効力としては⑤未婚の状態で生まれた子の認知や⑥遺言執行者・後見人の指定などがあります。

相続・遺言問題でお悩みの方はMYパートナーズ法律事務所までどうぞご連絡ください。

MYパートナーズ法律事務所が提供する基礎知識

  • 成年年齢引き下げは養育費の支払いに影響する?

    成年年齢引き下げは養育...

    離婚する際、子どもがいる場合は、離婚当事者は子どもの養育費を支払う必要があるケースがあります。 ...

  • モラハラ(モラルハラスメント)相手との離婚方法

    モラハラ(モラルハラス...

    モラハラ(モラルハラスメント)とは、言動による精神的な嫌がらせのことを言います。 モラハラの被害を受け...

  • 文京区の離婚相談はMYパートナーズ法律事務所へ

    文京区の離婚相談はMY...

    MYパートナーズ法律事務所では、離婚裁判や面会交流調停などといった離婚に関するさまざまな法的問題を取り...

  • 遺言書の効力とは

    遺言書の効力とは

    まず、遺言書とは、故人の最後の意思表示であり、そこには、残された家族へのメッセージや、財産の分与等につ...

  • 熟年離婚で後悔しないために押さえておくべきポイント

    熟年離婚で後悔しないた...

    婚姻期間が20年以上の夫婦が離婚することを熟年離婚といいます。 熟年離婚の場合、婚姻期間が短い夫...

  • 面会交流調停(子の監護に関する処分調停)

    面会交流調停(子の監護...

    子のいる夫婦が離婚する場合、日本の民法上、どちらかの単独親権にしなければなりません。このとき、親権者に...

  • 行方不明の相続人がいる場合の対処法

    行方不明の相続人がいる...

    両親などが亡くなってしまった場合には、相続によって財産を譲り受けることになります。 しかし、その...

  • 住宅ローン

    住宅ローン

    婚姻期間中に築いた自宅や預貯金などの財産がある場合、離婚するまでに夫婦間で財産分与を話し合っておく必要...

  • 慰謝料請求するには証拠が必要

    慰謝料請求するには証拠が必要

    慰謝料請求するには証拠が必要です。 ■不法行為に基づく損害賠償請求権 慰謝料を請求する法的な根拠は、...

ページトップへ