■成年後見制度とは
成年後見制度とは、判断能力の不十分な人が財産的損害を被るのを防ぐために、家庭裁判所に申し立てをして、その人の財産を管理したり、身上看護をしてくれる人をつけてもらう制度です。例えば、被後見人が詐欺にあったとしても後見人が契約につき取消権を行使して契約を無かったことにすることができます。
判断能力の不十分な人とは、知的障害、認知症などの精神上の障害を有する人をいいます。成年後見制度は被後見人の財産保護を目的としている制度ですが、それと同時に被後見人の自己決定権も尊重しており、日常生活に必要な範囲での支出は自由にすることができます。日常生活に必要な範囲の支出とは、スーパーで食料品を購入したり衣服を購入する行為などをいいます。
成年後見を受けていることは、法務局の登記官に登記事項証明書を発行してもらい、これを取引の相手方に提示することで公的に証明することができます。登記事項証明書で成年後見を証明するためには、法定後見制度はその旨、任意後見制度は成年後見人の権限や任意後見契約の内容などを法務局で登記する必要があります。
相続・遺言問題でお悩みの方はMYパートナーズ法律事務所までどうぞご連絡ください。
成年後見制度とは
MYパートナーズ法律事務所が提供する基礎知識
-
慰謝料のまとめ
慰謝料の特徴をまとめると、以下のようになります。 ・慰謝料の請求に決まった方法はありません。口頭でも...
-
婿養子の離婚について
そもそも婿養子とは、単に夫が結婚を機に妻の姓を名乗ることではありません。 婿養子とは、妻と婚姻関係にな...
-
モラハラ夫に共通する特徴
■ モラハラとは 近年、夫婦間の離婚原因の1つとしてハラスメントがよく挙げられています。ハラスメントは...
-
離婚時に借金がある場合...
婚姻関係を結ぶと、夫婦が婚姻前に、各々持っていた財産のほかに、その共有財産として取得した財産が発生し...
-
面会交流調停で話し合い...
面会交流とは、夫婦が離婚した場合に、子どもの監護・養育権を持たない方の親が子どもと会ったり、文通をし...
-
慰謝料請求には時効がある
慰謝料請求には時効があります。 ■時効 慰謝料請求は民法709条の不法行為に基づく損害賠償請求権を行...
-
離婚後の氏と戸籍
■離婚後の氏と戸籍 結婚で苗字が同じになるということを知らない人はいないでしょうが、離婚後の氏と戸籍に...
-
不倫相手への慰謝料請求
不倫相手に対しても、条件を満たせば慰謝料を請求することができます。 ■不法行為の要件 慰謝料請求をす...
-
養育費を払わない相手へ...
「離婚前に合意したにもかかわらず、離婚した相手が養育費の支払いを拒んでおり、困っている。」 「離婚して...